「タッチパネル」急成長…携帯各社、相次ぎ投入
市場2.5倍に拡大見通し
液晶画面の表面を指やペンで触れて操作する「タッチパネル」の関連市場が急速に拡大してきた。
米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)・3G」は、ほとんどの操作をタッチパネル化し、
画面をつまむように触れると画像が小さく、指を広げると拡大するなど、従来にない入力方式で消費者の心をつかんだ。
直感的に扱える操作感からタッチパネルを採用する機器が広がっており、パネルメーカーも生産体制を強化している。
NTTドコモやKDDIなど日本の携帯電話各社は、昨年の年末商戦以降、タッチパネル方式の端末を相次いで投入している。
多機能化も進んだ携帯電話市場が成熟した中で「新たな付加価値を生み出せる」(端末メーカー)と期待する。
タッチパネルは、一般向けには2004年に発売された任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」で普及が進んだ。
さらに08年7月に登場したアイフォーンのヒットに携帯各社が追随し、デジタルカメラ、ファクス電話機など対応機器のすそ野も広がっている。
米調査会社ディスプレイサーチによると、世界のタッチパネル市場規模は15年に90億ドルと、08年の2・5倍に伸びる見通し。
中小型を軸に拡大が続くとみられる。
米マイクロソフトが10月に発売するパソコン用の次期基本ソフトウエア(OS)「ウィンドウズ7」も、タッチパネル操作に対応させる予定となっている。
タッチパネルで国内首位の日本写真印刷(京都市)は、12月に6か所目となる生産工場を石川県加賀市に37億円を投じて新設、
生産能力を25%増の月1375万枚(3型パネル換算)に高める。
国内外への携帯電話向けをけん引役に、09年3月期のタッチパネル事業の売上高は前期比1・9倍の357億円と好調で
「世界の携帯電話市場規模を考えれば、タッチパネルの伸びしろは大きい」とみている。
グンゼも10月、台湾で現地企業と合弁のタッチパネル用フィルム生産工場を稼働させる。
ただ、大量生産で市場を先導する台湾メーカーなどとの競争は激しい。
ディスプレイサーチの秋山尊謙アナリストは「日本勢は機能面で付加価値を高める努力が必要だろう」と指摘する。
(2009年8月15日 読売新聞)
任天堂DSのタッチパネルを製造しているのが日本写真印刷です。
タッチパネルの市場は今後、ゲームだけでなくケータイでも拡大していけば、いろいろな機能が次々に開発されていくでしょう。
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