印刷会社の選び方 プリントマネジメント的視点があるか?

2009-06-13 (Sat) 16:51
印刷会社の選び方について。
企業が印刷物を作成するに当り、現在の社会情勢の中では、まず、最も大きな選択ポイントはコストでしょう。しかし、印刷物と一口に言っても、名刺から封筒、チラシ、会社案内、ノベルティ、紙袋、さらに帳票、ポスター、シール、社員証カード、社内会議資料、そして、日常プリンターで出力している書類に至るまで、「印刷物」という括りには膨大な種類があり、多岐にわたります。その膨大な種類の中でさらに、自社で出来るものと印刷外注するものがあり、また、必要な部数・品質、予算、などからも、最適な印刷方式、印刷機、用紙、なども変わってきます。
こう考えると『印刷』と一括りにしては考え難い問題です。
しかし、もう一方で、例えばある資料を作成しようとした場合、その書類が最も低コストで作れるのは、部数やモノクロorカラー、サイズ、ページ数などによって、
(1)社内でコピーした方がいい場合
(2)外注でオンデマンド印刷した方がいい場合
(3)外注でオフセット印刷した方がいい場合
があり得ます。
そのため、『印刷』はコピーと印刷、内製と外注、作るもの
などによって分けずに見ることも大切だと言えます。

こういった『印刷』の持つ複雑な事情から、注目を集めているのが『プリントマネジメント』という考え方です。
プリントマネジメントは元々イギリスで生まれ、現在ではイギリス国内の印刷受注額の3分の1を占めるまでになった印刷の受発注形態です。
プリントマネジメント会社は、クライアント企業と、印刷物について削減額、削減率を保証する契約をして印刷物を一括受注し、アカウントマネジャーと呼ばれる印刷の管理発注窓口専任者をクライアント企業に送り込んで管理・生産をします。
企業にとっては(1)印刷のコスト削減ができ(2)煩雑な印刷発注業務をプロに委託でき
プリントマネジメント会社にとっては(1)安定した受注ができ(2)全ての印刷のコントロールによって無理なく削減ができる
という受発注両社にとってメリットがあるのがプリントマネジメントです。
ただ、このプリントマネジメントのやり方をそのまま行うには、クライアント企業側の年間印刷物は数億~十億円以上のボリュームが必要になってきます。
中小企業には向かない大がかりな仕組みと言えます。
しかし、この
『プリントマネジメント的な考え方』
=それまでのプロダクトアウトな印刷会社側目線での考え方から顧客企業目線に立って印刷のプロの目で見る考え方
に基づいて印刷物をトータルに管理することは可能です。
そのためには、
(1)様々な印刷に対する知識を持った印刷会社
(2)様々な印刷物が作れる生産設備or協力工場を有する印刷会社
(3)顧客目線から発想することができる印刷会社
である必要があります。
印刷に関する全てについて自社の立場・目線で考えてくれる会社、提案してくれる営業、これがプリントマネジメント的視点がある印刷会社です。

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